ドイツの高級車メーカー、BMWグループは10月9日、ブラジルに完成した四輪新工場において、車両の生産を開始した。
BMWは1995年、ブラジル市場に進出。2010年からは、二輪車の現地生産を始めた。2012年10月、BMWグループはブラジル政府と合意し、四輪車の工場をブラジル南部のサンタカタリナ州に建設する計画を発表。2013年12月には、総額およそ2億ユーロを投じて建設する新工場の起工式を行った。
今回、BMWのブラジル新工場が稼働。同工場では、年間3万台以上を生産する予定。およそ1300名の新規雇用も創出する。BMWグループにとっては、南米での初の四輪車の生産拠点。
生産車種については、BMWブランドが『1シリーズ』の5ドアハッチバック、『3シリーズ』が4ドアセダン、『X1』、『X3』の4車種。MINIブランドは、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)。
10月9日、同工場から、量産第一号車の3シリーズセダンがラインオフ。この3シリーズは、「328iアクティブフレックス」と呼ばれるグレード。ブラジル市場で需要の多いガソリンとエタノールの混合燃料に対応したモデルとなる。