【F1 ロシアGP】ハミルトン優勝、メルセデスの初タイトルが決定…小林可夢偉はリタイヤ

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F1 第16戦 ロシアGP 決勝
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2014年のF1第16戦ロシアGP決勝が12日、初開催となるソチ・アウトドローモで行われ、ポールスタートのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が圧巻の走りで優勝。ロシアGP初代ウィナーに輝いた。

チームメイトのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)も2位に入り、メルセデスは初となるコンストラクターズタイトルを獲得。小林可夢偉(ケータハム)は25周目にトラブルのためリタイヤ。悔しい結果となった。

ソチ・オリンピック開催の地に新たに建設された、ソチ・アウトドローモ。前日に行われた予選ではハミルトンがポールポジションを獲得。初代ウィナーは誰になるのか、スタートに注目が集まる。タイヤはミディアムを選択するチームが多い。

シグナルがブラックアウトしレースがスタート。フロントローのメルセデス2台は好スタートを切る。ロズベルグが2コーナーの飛び込みでハミルトンのインを刺すも、オーバーラン。コースをショートカットしたためハミルトンにポジションを譲る。ロズベルグはタイヤにフラットスポットを作り緊急ピットイン。大きく順位を落とすこととなったが、メルセデスはここで賭けにでる。ロズベルグは交換したタイヤで残り52周、最後まで走りきる決断を下す。

中団では地元凱旋となったダニール・クビアト(トロロッソ)がセバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド(共にレッドブル)にパスされ9番手まで順位を落とす。しかし6位を走るベッテルのペースが上がらない。10位まで約5秒差以内に5台のマシンがひしめき合う混戦となる。

12周目、8位を走るリカルドがピットイン。タイヤはミディアムを選択し17位でコースに復帰する。レースは15周目を迎え、ピットインで大きく順位を落としたロズベルグが11位までポジションを上げてきた。

20周目、各車1つでも順位を上げようと駆け引きが続くが、ロズベルグが10番手に順位を上げ、ピットストップの関係如何では3位ジェンソン・バトン(マクラーレン)を射程圏内に捕らえるまで差を詰める。23周目、そのバトンがピットイン、ロズベルグが前に出てメルセデスの作戦はひとまず成功となる。

25周目、ケータハムの小林可夢偉がトラブルのためガレージに収まり、ここでリタイヤとなる。

27周目、2位を走るバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)がピットイン、ロズベルグとの位置関係が気になるが、ボッタスが前でレースに復帰する。ボッタスのピットインを見てか、続く28周目には首位ハミルトンがピットイン。そのままトップでコースに戻り、ロシアGP初代ウィナーに向け盤石の体制を築く。

29周目、スーティルとグロージャンが接触しスーティルがスピン。エスケープゾーンの狭いソチだが、なんとかウォール手前で停止しレースに戻ることができた。グロージャンには5秒間のピットスルーペナルティが33周目に言い渡された。

30周目、ピットストップを行っていない2位ベッテルにボッタスがつまり、ロズベルグが差を詰める。続く31周目、2コーナーの飛び込みでロズベルグがボッタスをパス。メルセデスの1-2体制となる。

35周目、ロズベルグがファステストラップを叩き出し52周のロングラン戦略を変更する可能性がでてきた。しかし40周目、メルセデスは最後まで走る決定をロズベルグに伝える。52周タイヤがもつのか、レースは最後までどうなるかわからない。

レース47周目、2位奪還に向けボッタスがペースアップ。プレッシャーをかけるが、ロズベルグもペースを上げ対抗。タイヤにはまだ余裕があるようだ。

迎えた最終ラップ。ハミルトンは余裕のレース運びを見せそのままチェッカー。今シーズン9勝目を上げる。2位はロズベルグ。52周ロングランという難しい作戦を見事遂行してのチェッカーとなった。3位はボッタス。終盤ファステストラップを連発しロズベルグを追い続けたが一歩及ばなかった。

F1 ロシアGP 決勝レース結果

1位 ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2位 ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
3位 バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)
4位 ジェンソン・バトン(マクラーレン)
5位 ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)
6位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
7位 ダニエル・リカルド(レッドブル)
8位 セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
9位 キミ・ライコネン(フェラーリ)
10位 セルジオ・ペレス(フォースインディア)


リタイヤ 小林可夢偉(ケータハム)

《橋本 隆志》

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