日本郵便、フランスと香港の物流企業と提携へ…海外企業へ初出資でグローバル物流を強化

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日本郵便は、フランスのラ・ポストの物流子会社ジオポストと、香港物流企業レントン・グループと資本・業務提携を結ぶことで合意した。

日本郵便は、ジオポストが出資提携しているレントングループの第三者割当増資を引受け、レントングループ株式の14.9%を取得、日本郵便・ジオポスト・レントングループの3社による資本・業務提携を結ぶ。日本郵政グループが海外企業へ出資するのは初めて。

資本・業務提携により、関税元払いなどの付加価値サービス機能を備え、安定した品質と低価格で、簡単・確実に小口荷物をドア・ツー・ドアで配送する海外向け国際宅配便サービスを今年秋から開始する。

従来の国際郵便や国際スピード郵便(EMS)では提供できなかったサービスを補完、顧客ニーズに沿ったサービスを提供することで、新たな市場を開拓する。

日本郵便は、経験豊富な海外パートナーとの提携により、高い成長が見込まれるアジア市場への展開を中心に、国際物流事業を手掛ける総合物流事業者として、アジアで確固たる地位の確立を目指す。

ジオポストは、小包・エクスプレス事業でフランス1位、欧州2位のシェアを持つ国際物流企業。レントングループは、キャセイパシフィック航空などの航空輸送ネットワークを活用し、グローバルな輸送・配送サービスを提供する国際物流企業。

今回の提携により、レントングループのグローバルな航空輸送ネットワーク、ジオポストの海外小包配達ネットワーク、日本郵便の日本全国に展開するネットワークを結びつける。今後、日本郵便は、レントングループ関連企業との関係強化、人事交流により、海外事業のノウハウを習得することで、国際物流事業の発展を図る。

《レスポンス編集部》

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