【F1 日本GP】予選21位の可夢偉「明日は何とか53周を走り切りたい」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
小林可夢偉(ケータハム)
  • 小林可夢偉(ケータハム)
  • 小林可夢偉(ケータハム)
  • 小林可夢偉(ケータハム)
  • 小林可夢偉(ケータハム)
  • 小林可夢偉(ケータハム)

2014年のF1日本GP。4日におこなわれた公式予選では、日本の小林可夢偉(ケータハム)は、21位だった。

昨日のフリー走行2回目で早々にクラッシュし全く走れないまま土曜日のセッションへ。フリー走行3回目ではマシンも修理され順調に走っていたが、後半にブレーキ関係のトラブルが発生。対応に時間を取られてしまい、予選に向けてミディアムタイヤを使ったシミュレーション走行ができなかった。

午後の予選はぶっつけ本番だったという可夢偉。Q1が開始されると真っ先にコースインしタイムアタックを行なった。今週末、鈴鹿サーキットではオリジナルの応援フラッグを来場者全員に配布。それを持ったファンが各コーナーで旗を振り、可夢偉に声援を贈った。

1回目のアタックでは1分37秒977だったが、2回目では1分37秒015まで更新。ライバルのマルシャ勢に対向する走りをみせる。しかし、最後に行なった3回目のタイムアタックでは自己ベストを更新することができずセッション終了。結局21位となったが、チームメイトからわずか0.2秒差につけた。満足に準備が出来なかったものの、可夢偉の腕が光った予選となった。

セッション終了後、メディアの囲み取材に出席した可夢偉は「トラブルの修復が間に合わずぶっつけ本番だった。昨日のクラッシュで最新のパーツのスペアがなく、ダウングレードした状態で臨んだ。今週末ベストな状態でいけていれば、ロータス勢(17~18番手)と戦えたかもしれない。とにかく明日は天気がどうなるかわからないけど、なんとか53周を走り切りたい」と語った。

明日の決勝は、台風の影響で雨になることが確実。2年前とは対照的に満足な準備ができていないまま迎える決勝だが、今シーズン色々な場所でみせた“粘り強い可夢偉”に期待したい。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集