本作はシリーズ6作目になりまして、ゲームの根幹となる部分も成熟が進んでいました。本作の開発に関しても「シナリオモード」などの各種モードの仕様もほとんど変えずに、すんなり開発は進むのかなと思っていたのですが、やはりレギュレーションの変更が開発にも大きく影響しましたね。マシンのデザインは変わりましたし、エンジンも小さくなってハンドリングの部分はほとんど最初から作っているのと同じでした。エンジンサウンドもターボがついていて音が全然違うので、サウンドデータの撮り直しなどもあり、現場は大変でした。また、このF1シリーズはF1公式タイトルであるがゆえ、開発においてはFOM(Formula One Administrationの略。F1の商業権を管理する団体)や各チームの承認作業に一番時間を取られるのですが、今年はレギュレーション変更も加わって、いつもより開発に時間がなかった感じでした。