【メルセデスベンツ Cクラス 試乗】走り込むと上質さ、懐の深さを実感…島崎七生人

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ・C200 アバンギャルド
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試乗車は“AMGライン”と“アジリティパッケージ”を装着した「C200アバンギャルド」。18インチタイヤや、標準車と差別化した外観(前後バンパー等)は、さり気ないが強い存在感を放っていた。

夜間、解錠すると運転席まわりのシルバーの加飾が艶やかに浮かび上がる。後席は乗員を招き入れるようにシート回りがほのかに照らされる。こうした雰囲気を味わわせてくれる“演出”も新型の上質さのひとつだ。AMGラインのシートやスポーティでやや硬めだが、スポーツセダン方向の味を求めて選ぶユーザーには歓迎だろう。

走りはキレ味とメリハリが特徴。184ps/30.6kg-mの性能の2リットル4気筒ターボは、性能自体、さすがに「C180」より一枚上手だ。なので車両特性が“エコノミー” “コンフォート”の状態でもごくスムースに走り、“スポーツ”以上なら、エンジン、サスペンション、ステアリングの反応がより敏捷に。積極的なドライビングにも対応する。当初18インチランフラットタイヤの硬さを僅かだけ意識するかもしれないが、走り込むと、サスペンションの懐の深さ、高剛性ボディの説得力が優って実感できるようになる。

アイドリングストップ後の再始動も素早く静か。“レーダーセーフティパッケージ”の追従走行やステアリングアシスト、ブレーキ関係のサポート機能も心強い。オーナーズマニュアルの詳細は、車載コンピュータに収録の“電子版”を参照する仕組み。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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