クレーンのアームを下げ忘れたままのトラックが踏切構造物を破壊

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5日午後1時45分ごろ、埼玉県鴻巣市内にあるJR高崎線の踏切で、クレーン付きトラックがアームを上げたままの状態で踏切へ進入。手前に設置された高さ制限のトラスに衝突する事故が起きた。架線柱も巻き込まれて倒壊し、高崎線は約5時間に渡って不通となった。

埼玉県警・鴻巣署によると、現場は鴻巣市本町5丁目付近。クレーン付きトラック(ユニック車)は近くの工事現場で資材の積み込み作業を行っていたが、その際に使用したクレーンのアームを下げ忘れたまま発進。踏切に進入しようとしたところ、手前に設置された高さ制限のトラスにアームが衝突。トラスはアームによって破壊され、線路沿いに立っている架線柱も巻き込む状態で倒壊した。

この事故でトラスなどが一時炎上。高崎線は大宮~高崎駅間で不通となり、同線に乗り入れている湘南新宿ラインの列車を含めて上下56本の列車が運休。2本の列車に約4時間の遅れが生じ、約6万7000人の足に影響が出た。列車の運行は午後6時すぎに再開されたが、影響は終日及んだ。

警察ではトラックの運転者から過失往来危険容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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