ボルボは、様々な道路状況を再現できる、世界初の本格的テスト施設「AstaZero」をオープンしたと発表した。
AstaZeroの新設は、おもに事故を防ぐアクティブ・セーフティ・システムの開発が目的。混雑した市街地の道路、幹線道路、多車線の高速道路、交差点など、幅広いテスト条件を再現できる。
また、動く障害物と自車との相対関係を研究する上で重要な、ほかの自動車、歩行者、自転車、原付、オートバイ、トラック、バス、突然飛び出してくる動物など、多様な道路条件も再現できる。なお、複雑な交通状況や高速でのテストが含まれる実験では、ロボットがテスト車両を運転する。
AstaZeroのペーター・ウォーリンCEOは「AstaZeroは、現実世界の道路で起こりうる、あらゆるタイプのシナリオをシュミレーションすることが可能だ。これほどのオプションを備えたテスト施設は他にはない」と述べている。