自衛隊の装甲車が路外へ滑落して転覆、隊員4人が軽傷

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20日午後11時20分ごろ、青森県青森市内の国道7号を走行していた陸上自衛隊の装輪装甲車が路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、フェンスを破壊して約3m下を通る別の道路に転落する事故が起きた。車両は転覆し、乗っていた4人が軽傷を負っている。

青森県警・青森南署によると、現場は青森市浪岡増館付近で片側1車線の直線区間。陸上自衛隊・弘前駐屯地に所属する装輪装甲車(87式偵察警戒車)は前走車を追い抜こうと対向車線側へ進出したが、対向車が接近していたことからこれを断念。自車線へ戻った際に誤って道路左側の歩道へ乗り上げ、ガードパイプを破壊して斜面を滑落。約3m下を通る市道に転落した。

車両は転覆小破。乗っていた隊員3人が打撲などの軽傷を負った。警察は運転していた23歳の男性隊員から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

事故車両を含む10台の車両は、同市内にある小谷演習場で訓練を終え、弘前市内の駐屯地に戻る途中だった。事故車両は先頭を走行していた。警察ではハンドル操作を誤ったものとみている。

《石田真一》

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