【PVJapan14】3種類の電力を混ぜる…三菱電機、世界初のEV用パワーコンディショナー

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三菱電機のEV用パワーコンディショナー
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三菱電機は東京ビッグサイトで開催された「PVJapan2014」(7月30日~8月1日)に画期的なEV用パワーコンディショナーを展示した。「SMART V2H」と名付けられたそれは、電気自動車(EV)、太陽光発電(PV)、系統の3つの電力を同時に使用できるのだ。

これまでのV2Hシステムは、太陽光発電の電力をEVに充電することができなかったが、新開発の電力需給制御システムによって、3種類の電力をモニターしながら自動で最適制御することが可能になった。

例えば、昼間に太陽光発電の電力を家庭で使用し、使わずに余った分をEVへ充電、夜間にそのEVから電力の供給を受ける。そして、足りなかった分を電力会社から買う。

しかも、シームレス充放電技術と自律運転時PV連携技術によって、停電時でもPVから家庭内への配電とEVへの充電、同時にEVから家庭内への配電も可能だという。そのうえ、グリーンモード、エコノミーモード、自立運転モードの3つの運転モードがあり、電力の使用目的や生活スタイルに合わせて自由に選べるようになっている。

「7月初めに発表して以来、問い合わせや引き合いが多く、期待している」と同社関係者。価格は95万円で、7月31日からモニター販売を開始した。

《山田清志》

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