東洋紡、メキシコに販売会社を新設へ…自動車部品向け事業を強化

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東洋紡、メキシコ新会社が入居予定の事務所外観
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東洋紡は、自動車部品用の高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)事業を拡大するため、メキシコに販売会社を設立すると発表した。

同社の高機能樹脂事業はこれまで、自動車メーカーの海外展開に合わせて北米、中国、タイ、インドネシアへ販売拠点と現地生産・開発体制を整えてきた。

メキシコは、北米向け自動車の輸出拡大により、2012年の自動車生産台数が約300万台と世界8位。ホンダやマツダ、日産も生産能力を新・増設しており、2016年までには380万台まで拡大すると見込まれている。日系自動車メーカーからも、現地販売拠点設立の要望もあることから、メキシコに初めて販売拠点となる新会社を設立し、中米の自動車部品メーカーへの供給体制を構築する。

販売会社は「トーヨーボー・メキシコ」でケレタロ州ケレタロ市に今年10月設立する。資本金は1000メキシコペソ(約8000万円)。

新会社は、東洋紡グループの中米営業拠点として、中米地域での販売拡大を加速し、2020年には売上高20億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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