4時間を過ぎたところで、ここまで独走でトップを走っていたNo.11 F.C.C. TSR Honda『Honda-CBR1000R』の秋吉耕佑が108周目の130Rで転倒。一時は担架で運ばれたが、最後まで諦めない闘争心で再びバイクにまたがりピットへ。チームメカニックの迅速な作業で再びコースに復帰しているが16周遅れの47位まで後退してしまった。
これによりトップに踊り出たのはNo.634 MuSASHi RT HARC PRO『Honda-CBR1000R』(高橋巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マーク)。2連覇達成に向け、高橋、ファン・デル・マークがバトンをつなぎ2分08秒~09秒台のペースで快走。一時は30秒差だった2位との差を1分10秒まで広げている。2位にはNo.34 ヨシムラ スズキ シェル アドバンス(津田拓也/ジョシュ・ウォーターズ/ランディ・ドゥ・プニエ)が追いかけている。634番には大きな差をつけられてしまったが12番レジェンドチームのためにも、少ないチャンスを狙いに行っている。3位にはNo.17 Team KAGAYAMA&Verity(芳賀紀行/ドミニク・エガーター/加賀山就臣)が浮上。特に現役Moto2ライダーであるエガーターが素晴らしい走りを見せている。トップから1周遅れではあるものの、最後まで何が起こるかわからない。