雨の中でスタートした鈴鹿8耐。1時間を経過したころには雨も止み、路面はドライコンディションへ。25周を終えたところでトップを走っていたNo.11 F.C.C. TSR Honda『Honda-CBR1000R』は秋吉耕佑からジョナサン・アンドレア・レイに交代。路面状況に合わせてスリックタイヤに交換してコースに復帰する。翌周には2位のNo.634 MuSASHi RT HARC PRO『Honda-CBR1000R』ピットインし高橋巧からレオン・ハスラムへ交代。こちらもスリックタイヤに履き替えた。
この難しいコンディションの中で、5位を走っていたNo.87 Team GREEN『KAWASAKI-ZX-10R』の渡辺一樹が怒涛の追い上げをみせ、一時2位まで浮上。しかし、突然の雨に足元をすくわれ49周目のヘアピンで転倒。なんとかピットに戻ってきたが修復作業のためコースに戻ることができず大きく後退してしまう。またレイを追いかけていた2位ハスラムもしばらくコースに留まるが、雨量は強まる一方で2周後にピットへ。しかし、コース上でのタイムロスが響き6位に後退してしまった。