いすゞ自動車は7月24日、『ギガ』の緩衝装置(Vロッド)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『ギガ』1車種で、2009年6月2日~2011年9月7日に製造された計5235台。また、車両製造後、修理で対象となる部品が組付けられた2450台、交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できない部品652個についてもリコールの対象となる。
空気ばね緩衝装置付大型トラックにおいて、後車軸を車枠に固定するVロッドのブッシュが不適切なため、ブッシュを固定しているスナップリングが外れるものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ブッシュが摩耗してVロッドが損傷し、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。
全車両、Vロッドを新品に交換する。
不具合は21件発生、事故は起きていない。社内情報により発見した。