シンガポールのチャンギ・エアポート・グループは7月23日、チャンギ国際空港の14年6月・上半期分の輸送実績を発表した。
6月の航空旅客数は465万人。航空機発着回数の微減が影響し、前年同月比0.3%減だったものの、月別利用者数は今年最高を記録。貨物量は同0.2%減の15万4700トンだった。
14年上半期(1~6月)の旅客数は、前年同期比1.4%増の2661万人。地域別利用者数は、アジア太平洋地域の旅行需要の高まりを追い風として、東北アジア路線が前年同期比5.1%増、南アジア路線が同4.1%増。一方、政情不安が続くタイ路線は同18%減と不振だった。
上半期旅客数の上位5路線は、ジャカルタ、香港、クアラルンプール、バンコク、マニラが占めた。その他の路線では、デンパサール(インドネシア)が前年同期比31%増の驚異的な伸びを記録。なお、上半期の航空機発着回数は17万1680回、貨物量は91万100トンと、それぞれ微増となっている。