韓国のキアモーターズ(起亜自動車、以下、キア)の主力ハイトワゴン、『ソウル』。この日産『キューブ』やトヨタ『カローラ ルミオン』の競合車が、米国市場において、リコール(回収・無償修理)を実施する。
これは7月17日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「キアの米国法人、キアモーターズアメリカから、2014年モデルのソウルに関して、リコールの届け出を受けた」と発表している。
今回のリコールは、ステアリング系統の不具合が原因。NHTSAによると、製造段階での不備により、ソウルのステアリングのギアの組み付けが緩む可能性がある。最悪の場合、操舵不能となり、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2014年モデルとして、米国で販売された5万1641台。2013年7月下旬から、2014年1月中旬にかけて生産された車両が、リコールに該当する。
キアモーターズアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。交換部品が用意でき次第、不具合箇所を交換するリコール作業を行うとしている。