米国の自動車最大手、GMは7月18日、シボレーとGMCブランドの大型ピックアップトラック&SUVの2015年モデルに、8速ATを標準装備すると発表した。
GMは自社開発した「8L90」型8速ATを、一部車種に導入済み。今回、最もガソリン消費量が多いとされる大型ピックアップトラック&SUVのカテゴリーにも、8速ATを拡大展開。燃費の改善を図る。
2015年モデルで8速ATを標準化するのは、シボレー『シルバラード』、GMC『シエラ』、『ユーコンデナリ』、『ユーコンXL』の各車。「エコテック3」と呼ばれる6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジン搭載車に、8速ATを組み合わせる。
エコテック3の6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力420ps、最大トルク63.6kgmを発生。GMによると、ライトデューティーユースのピックアップトラックとしては、最もパワフル。最大牽引力は、5440kgという。
シボレーとGMCの8速AT搭載車は、2014年第4四半期(10-12月)、生産を開始する予定。GMは、「燃費などの詳細は、追って明らかにする」と説明している。