【マツダ デミオ プロトタイプ 試乗】ディーゼルターボ予想以上に「いいね!」…島崎七生人

試乗記 国産車
マツダ・デミオ プロトタイプ SKYACTIV-D 1.5
  • マツダ・デミオ プロトタイプ SKYACTIV-D 1.5
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いいね!、である。魂動デザイン第4作目、最新作の『デミオ』のプロトタイプに試乗し、予想を超えた出来栄えを実感した。

「グリルを低くデザインした」というスタイルは、コンパクトながら凝縮された、いい緊張感が溢れる。凝った光り方のヘッドランプも嫌味がなく、リヤビューも立体的で表情豊かな仕上がり。ラテン系のコンパクトカーの雰囲気にも通じるグッドルッキングだ。

インテリアもプロトタイプながら質感の高さがうかがわれた。インパネ部のソフトパッドや、各部加飾パーツ、スイッチ類の見栄え、触感は、相当にこだわった跡が伝わる。日常的な使い心地はさぞいいだろう……と思えた。

プロトタイプの限定的な試乗範囲ながら、走りも期待以上。新開発の1.5リットル直噴ディーゼルターボ(105ps/22.4kgf・m)は、ちょうど『アクセラ』のディーゼル車に近いイメージ。AT車、MT車問わず余裕のある動力性能と、回転域に関わらず柔軟なレスポンスで、胸のすく走りっぷりを披露してくれる。AT車同士でガソリン車比+100kgの車重は乗り味にいい影響があり、山道をしなやかにこなしつつ、よりホイールベースの長いクルマのようなフラットな乗り味も実現していた。全体として、コンパクトカーながら上質な仕上がりなのが印象的だった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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