飲酒運転のRV、女性4人を次々とはね死傷させる

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13日午後4時30分ごろ、北海道小樽市内の市道で、道路左側の路肩を歩いていた女性4人に対し、後ろから進行してきたRVが衝突する事故が起きた。この事故で4人は死傷したが、クルマは逃走。警察は後に31歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

北海道警・小樽署によると、現場は小樽市銭函3丁目付近で幅員約4.5mの直線区間。女性4人は海水浴場から近くのJR函館本線の駅に向かうため、道路左側の路肩を歩いていたところ、後方から高速度で走行してきたRVにはねられた。

この事故で29-30歳の女性3人が全身強打で死亡。1人が骨折などの重傷を負ったが、RVはそのまま逃走。警察が周辺捜索を実施したところ、現場から数百メートル離れた場所で前部が損壊したRVを発見。運転していた札幌市内に在住する31歳の男に職務質問したところ、ひき逃げへの関与を認めたことから、後に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)容疑で逮捕している。

男からは呼気1リットルあたり0.5ミリグラム以上の高濃度アルコール分を検出。被害者の受傷状況から、クルマは80km/hを超える速度で走行していた可能性が高いとみられる。

聴取に対して男は「知人が経営する海の家を手伝いながら、約12時間に渡って断続的に酒を飲んでいた」、「スマートフォンを操作しながらクルマの運転をしていて前を見ていなかった」、「タバコが切れたので買いに行く途中だった。タバコを買ってから警察に通報した」などと供述しており、警察ではより罪が重い危険運転や発覚免脱への切り替えも視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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