CVT車はMT車+20kgの車重がカタログ諸元での違いだ。車検証上は、その差はフロント側に乗せられている。走らせてみると、MT車より“カジュアルに流すのが似合うクルマ”というべきか。CVTには7速シーケンシャルモードもつくが、それを使わずしても軽快でスムースな走りが楽しめる。強いていえば、MT車のほうが自分のシフト操作とエンジン(排気音)が直接シンクロする分、走行中のリズム感がより味わえる、といったところか。20秒で開閉可能なルーフは、先代のアルミに対し新型は樹脂製。成形された内張りが貼られることもあり、クローズド時の静粛性は、先代以上に遮音が効いて、室内の反響音も少ない印象。ルーフ回りのメカからの走行中に立つ異音がまったくないのも優れたところ。インパネの中央にそびえ立つ純正ナビの取り付け方法は、開発経緯をいろいろ聞いたが、メーカー用意の取り付け手段ではこのクルマにはやや重たく感じる。別のポータブル式かスマホをポンと置いたほうがやはり馴染む気がする。写真でも示したが、ルーフをあげた状態でのトランクスペースは十分な容量がある。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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