渋滞車列をすり抜けて横断の自転車、警官のクルマにはねられる

自動車 社会 社会

26日午前7時ごろ、千葉県栄町内の国道356号で、自転車で道路を横断していた18歳の女子高校生に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。高校生は重傷。警察ではクルマを運転していた出勤途中の警官から事情を聞いている。

千葉県警・成田署によると、現場は栄町安食卜杭新田付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。18歳の女子高校生の乗る自転車は渋滞中の車列をすり抜けるように横断を開始したが、対向車線を左方向から進行してきた乗用車にはねられた。

高校生は自転車ごと弾き飛ばされ、近くの病院へ収容されたが、頭部強打の重傷を負った。クルマは鎌ケ谷署に出勤途中だった39歳の男性警部補が運転しており、同署はこの警部補から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

聴取に対して警部補は「対向車線側で停車していたクルマの間から自転車が飛び出してきた。ブレーキを掛けたが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース