22日午前7時40分ごろ、千葉県木更津市内の県道で、徒歩で道路を横断していた79歳の女性に対し、出勤途中の警官が運転する乗用車が衝突する事故が起きた。女性は意識不明の重体となっている。
千葉県警・木更津署によると、現場は木更津市桜井付近で片側2車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。79歳の女性は停止した路線バスの前方を徒歩で横断していたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。
女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打や腰の骨を折り、意識不明の重体。クルマは出勤途中だった同署の地域課に所属する53歳の男性巡査部長が運転しており、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
聴取に対して巡査部長は「路肩に止まっていたバスで死角になっていて、横断してくる女性に気づくのが遅れた。ブレーキが間に合わなかった」などと供述しているようだ。警察では安全確認に怠りがあった可能性もあるとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。