スズキ二輪は20日、トーヨータイヤターンパイク・大観山ビューラウンジで、新型『Vストローム1000 ABS』のメディア向け試乗会を行なった。同モデルは6月4日より販売を開始。スズキ二輪、営業統括部の木下博之氏によると「販売状況は良好」とのこと。年間500台の販売を目指す。売り上げが好調な要因について、木下氏は「デザインもひとつの要因だが、ライダー人口が高齢化し、スーパースポーツモデル(SS)のように、つねに前傾姿勢でいるのが厳しくなった人から好評。実際に、弊社のSSモデル『GSX-R1000』から乗り換えの方もいる」と語る。ポイントについては「SSは“常に速く走らないとカッコわるい”という意識を持ち合わせている方もいるようで、それに疲れたという方にお勧め。Vストローム1000は“ゆっくり走っていても様になる”というのも特徴のひとつ」と述べた。オプション装備の販売状況については「3ラゲッジケースが圧倒的に人気。アドベンチャーモデルは、旅好きな方に受けている」とのこと。ちなみに、この3ラゲッジケースはVストローム1000に最適化している。装着した状態での風洞実験も行なわれた。容量は、トップケースが35リットル、右サイドケースが26リットル、左サイドが29リットル。年間500台を販売目標に掲げる同車だが、「おかげさまで目標は達成できそうなので、1000台以上の販売を目指したい。Vストロームファミリーは『GSRファミリー』の次の柱のブランドとして、大切に育てていきたい」という。今後のニューモデル展開については「さまざまなモデルを企画、開発中。近々発表があるので、楽しみにしていただきたい」と述べた。
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