I・D・F(石巻夢工房、宮城県石巻市)は、スマートコミュニティJapan2014(東京ビッグサイト、6月18~20日)で、水に浮く自動車用シートカバー『FRS』を展示。「6月23日から販売に踏み切る」と言う。
FRS(フローティング・レスキュー・シート)は、クルマを運転中に津波に遭遇した人々の体験談をもとに開発された、自動車用シートカバー兼水難事故避難装着具。
製造は各種マリンスポーツ用ウェットスーツなどを手がけるモビーディック(宮城県石巻市)。ウェットスーツと同じ素材が使用され、水難時に防災頭きんと同じように頭からかぶると、防寒着や浮き輪の役目を担うという。
「特許出願中で世界初のシートカバー。重量は1.9kg。SRS(サイドエアバッグ)を装着しているクルマには付けられない。7月にはシルバー、ブラック、8月にはオレンジ、ピンクも出る予定」と同社は話していた。