フォルクスワーゲングループジャパンは6月18日、VW『up!』の自動変速機(ASGトランスミッション)制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『up! 1.0/55kw』1車種で、2012年6月26日~2014年3月17日に輸入された1万8276台。
自動変速機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、走行中にギア位置やクラッチ位置を正確に検出できないことがある。そのため、ギア位置が固定されたり、最悪の場合、クラッチの締結が開放され、惰性走行状態となり、車両停車後に発進不能となるおそれがある。
自動変速機制御コンピュータの品番を確認し、プログラムを書き換える。または、プログラムを書き換えた自動変速機制御コンピュータに交換する。
不具合は111件発生、事故は起きていない。市場からの情報および国交省からの指摘により発見した。