踏切内に立ち往生したクルマと特急列車が衝突

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12日午後9時40分ごろ、福岡県久留米市内にある西鉄天神大牟田線の踏切で、踏切内に立ち往生していた乗用車と、通過中の特急列車が衝突する事故が起きた。乗用車は大破したが、運転していた54歳の女性は車外に脱出しており、ケガはなかった。

福岡県警・久留米署によると、現場は久留米市三潴町田川付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。筑後市内に在住する54歳の女性が運転する乗用車は踏切内へ進入した直後に遮断機が作動して立ち往生。直後に通過した下り特急列車(天神発/大牟田行き、7両編成)が衝突した。

クルマは軌道外に押し出されて大破。運転していた女性は衝突前に車外へ脱出していたためにケガはなかった。列車の乗客乗員約200人のうち、客4人が衝突の衝撃で割れた窓ガラスの破片を浴び、切傷などの軽傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた女性から過失往来危険容疑で事情を聞いているが、聴取に対しては「遮断機が下りてきて前に進めなくなった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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