飲酒運転で高校生を約1kmひきずる

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2日午前7時40分ごろ、京都府福知山市内の府道を走行していた軽乗用車が自転車と衝突。クルマは自転車に乗っていた男子高校生を約1kmに渡ってひきずった。警察はクルマを運転していた60歳の男を飲酒運転やひき逃げの現行犯で逮捕している。

京都府警・福知山署によると、現場は福知山市石原付近。15歳の男子高校生は自転車で横断歩道を渡っていたところ、交差点を右折進行してきた軽乗用車が衝突。高校生は転倒した自転車ごとクルマの底部に挟まれる状態となったが、クルマはそのまま走行を続けた。

約300m先で交通違反の取締りを行っていた同署員が高校生をひきずったまま走行するクルマを発見。パトカーで追跡して約700m離れた場所で抑止して高校生を救出。運転していた同市内に在住する60歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の現行犯で逮捕している。

高校生は近くの病院へ収容されたが、骨折などの重傷。逮捕された男は聴取に対して「自宅で朝方に焼酎を飲んだ」などと供述し、飲酒運転の事実は大筋で認めているという。

警察では男が飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、より罪が重い発覚免脱容疑への切り替えも視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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