【住まいづくりフェア14】サスペンションのHKS、制震装置で住宅市場に殴り込み

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HKSの制震装置
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自動車用部品も他の業界の商品に活かせるケースは少なくない。例えば、サスペンションだ。ショックを吸収し、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能を持つが、それを住宅用に改良し、販売しようというのがエッチ・ケー・エス(HKS)だ。

「構造はサスペンションと同じですが、非常にねじりに強いのが特徴です。今までのノウハウを結集し、満を持して住宅用の制震装置として近々発売します」と同社関係者は自信を見せる。

柱と横架材にこの装置を斜めに設置すると、地震が起こった瞬間からエネルギーの吸収が始まり、家の変形にブレーキをかける。しかも、あらゆる周波数に対応しているので、地震の震動のみならず、近隣の走行車両の通行による不快な振動も抑えるそうだ。

一般の家(2階建て延床40坪程度)だと、12本程度つけるだけで、地震に強い住宅に生まれ変わるので、同社では新築のみならず、リフォームでの採用も狙っている。価格は1本4万2000円。「これから次々に商品を出していきます」と同社関係者は意気込んでいた。

《山田清志》

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