デトロイトの市街地特設コース「ベル・アイル・レースウェイ」にて第6~7戦をダブルヘッダー開催中のインディカー・シリーズで、現地1日、佐藤琢磨が第7戦のポールポジションを獲得した。琢磨のポール獲得は開幕戦以来で、今季2度目。
前日(31日)の第6戦では予選15位、決勝も早い段階のマシントラブル発生で18位に終わった琢磨(#14 A.J.Foyt Racing/エンジンはホンダ)だが、レースを使っての実戦試走が奏功したか、明けた日の第7戦予選では見事にポールポジションをゲットだ。「昨日の“テストセッション”で我々(自分とチーム)は多くのことを学んだ」という琢磨は、「予選アタック残り2周の段階で、マシンがとても良い状態であることを確信できた。最後の周に入った時は、(マシンが良い状態でチャンスなだけに)『これは絶対にミスなどできない』と思い、まさに100パーセント集中した」。そして1分16秒1371のタイムをマークし、今季開幕戦以来のポール獲得を果たした(コメントはインディカー・シリーズ公式サイトより)。
今季2度目のポール獲得は琢磨が最初。即日決勝の忙しいスケジュールとなるが、昨年4月以来の通算2勝目に向けて大いに期待が膨らむ。