インドのナレンドラ・モディ大統領とパキスタンのナワーズ・シャリフ首相の友好関係にも関わらず、インド産紅茶がパキスタン国内でのケニヤ産紅茶との競争に直面している。
パキスタンは今期、安価なケニヤ産の紅茶を大量に輸入しており、この状況が続けばインドが2015年中に5万トン余りの紅茶を同国に輸出するのは難しいと見られている。
同国にとって重要なのはファーストフラッシュを入手することではなく価格であり、1キログラムあたり2米ドルというケニヤ産紅茶の価格は、
これまでパキスタンが購入していた南インド産紅茶の1キログラムあたり160ルピーから165ルピーより安い。
さらに同じく隣国バングラデシュは紅茶に対する関税を5%から15%に引き上げ、イランでさえ今年はインド産紅茶に対してそれほどの興味を示していないとエコノミックタイムスは伝えている。