14日午後2時50分ごろ、福岡県北九州市小倉北区内の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱。交差点反対側に隣接するビルの1階部分に突っ込む事故が起きた。運転していた29歳の男性が軽傷を負ったが、脱法ハーブ使用の可能性があり、調べを進めている。
福岡県警・小倉北署によると、現場は北九州市小倉北区堺町2丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。軽乗用車は信号待ちのために停車していたが、信号が赤の状態で突然発進。そのまま横断者のいる交差点を横切り、道路右側に隣接するビルの1階部分にゆっくりとした速度で突っ込んだ。
クルマの速度が10-15km/h程度で遅かったために歩行者は回避に成功してケガはなかったが、クルマを運転していた29歳の男性が顔面などを打撲する軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
男性は事故直後は会話ができないほどの意識朦朧状態。財布からは脱法ハーブとみられる植物片も発見されており、警察ではこれを運転前に使用していた疑いもあるとして成分の分析を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。