北欧デンマーク・コペンハーゲン国際空港は5月8日、第1四半期(1-3月期、Q1)の航空取扱量と経営成績を公表した。
好調な航空旅客数(前年同期比4.3%増の529万484人)を背景として、収益は同5.7%増の8億3190万デンマーク・クローネ(約156億円)、税引き前利益は同5.8%増の2億6660万デンマーク・クローネ(約50億円)を記録した。非航空部門(ショッピングセンター、ホテル、駐車場)の収益も増加している。
旅客数の伸びは昨年の乗り入れ都市数の大幅増が要因。ローコストキャリア(LCC)の人気も高く、「ノルウェー・エアシャトルとイージージェットが特に際立っていた」(コペンハーゲン空港CEO)ことも好調を支えた。需要の増大に対応した設備投資は今後も継続される。近年の投資規模は10億デンマーク・クローネ(約188億円)に上る。
Q1以降も、ユーロ圏経済の不確実性、航空会社が一部路線の閉鎖を決定した場合といった不安要素があるものの、航空取扱量と経営成績、どちらも堅調に推移していくとみられる。