マツダは5月9日、山内孝会長が任期満了を以て退任し、後任に金井誠太副会長が昇格する役員人事を発表した。
山内氏はリーマンショック直後の2008年に社長兼CEOに就任。メキシコ工場進出を始めとする海外生産体制の再構築や、SKYACTIV技術・魂動デザイン・モノ造り革新などを行い、4期連続で最終赤字に陥っていたマツダの復活を成し遂げた。
マツダは2014年3月期に過去最高益を更新し、中期の利益計画を2年前倒しで達成。株価や時価総額の大幅な改善に加えて、発行済株式数の適正化や復配への道筋もついたことから、山内氏は任期満了を機に経営の第一線から退くこととした。