【IIHS衝突安全】スバル WRX 新型に最高評価

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米IIHSの新型スバルWRXの衝突テスト
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米国IIHS(道路安全保険協会)は5月5日、新型スバル『WRX』を、最高の衝突安全性を備えた「2014トップセーフティピック」に認定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価するというもの。さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと、横転を想定したルーフ強度テストも行う。

またIIHSは2012年から、「新スモールオーバーラップ」と呼ばれる新方式の前面オフセット衝突テストを導入。これは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだが、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。

そして、IIHSは通常の衝突テストに、新スモールオーバーラップテストの結果を加味した総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」(従来の呼称はトップセーフティピック+)と認定。最高レベルの衝突安全性を認めている。

新型スバルWRXのスモールオーバーラップテストの結果は、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部、脚と、全ての部位への傷害レベルが最小限。4段階評価で最高のGOOD(優)を得た。また、ボディの安全構造に対する評価は、4段階評価で最高のGOOD(優)。IIHSは新型WRXについて、スモールオーバーラップテスト時、ドライバーの生存空間がしっかり保たれている点を評価した。

この結果、新型WRXはスモールオーバーラップテストを含めた総合評価で、最高のGOOD(優)を獲得。IIHSから、最高レベルの衝突安全性を備えた2014トップセーフティピックの認定を受けている。

《森脇稔》

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