4月27日にツインリンクもてぎで行われたトライアル世界選手権シリーズ第2戦・決勝2日目はアダム・ラガ(ガスガス)が勝利。トニー・ボウ(ホンダ)は2位、藤波貴久(ホンダ)は4位で表彰台を逃した。
ボウは背中の筋肉とろっ骨の痛み、藤波はヒザの痛みの悪化、両者は身体的に大きな不安を抱えてのスタートとなった。
それでも、ボウは痛みを押して、彼本来のすばらしい走りを披露。土曜日に優勝したラガは、ボウを追う立場となったが、2ラップ目以降、ボウにミスが出始める。3ラップ目、ボウは最後のがんばりをみせて追い上げるが、2ラップ目の減点が響き、ラガに7点差で2位となった。
一方、藤波はアルベルト・カベスタニー(シェルコ)、ジェロニ・ファハルド(ベータ)と僅差で3番手争いを展開。1ラップ目はファハルドがわずかに好調で、藤波が4番手、カベスタニーが5番手と続いた。しかし、2ラップ目、ファハルドがミスをして後退し、カベスタニーが好スコアをマーク。3番手はカベスタニーとなり、藤波は4番手。しかし、3ラップ目、最後に好スコアをマークしたのは、カベスタニー。藤波はファハルドに3点差をつけたが、カベスタニーには10点差で、表彰台を逃して4位となった。
■トライアル世界選手権 第2戦(2日目)
1位:アダム・ラガ ガスガス
2位:トニー・ボウ モンテッサ(ホンダ)
3位:アルベルト・カベスタニー シェルコ
4位:藤波貴久 モンテッサ(ホンダ)
5位:ジェロニ・ファハルド ベータ
6位:小川友幸 ホンダ
■ポイントスタンディング
1位:トニー・ボウ モンテッサ(ホンダ) 71P
2位:アダム・ラガ ガスガス 70P
3位:藤波貴久 モンテッサ(ホンダ) 58P
4位:ジェロニ・ファハルド ベータ 52P
5位:アルベルト・カベスタニー シェルコ 51P
6位:ジェイムス・ダビル ベータ 38P