陸上自衛隊は24日、今週末に開催されるイベント「ニコニコ超会議3」に展示する戦闘ヘリコプター『AH-64Dアパッチ ロングボウ』を会場となる幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)に持ち込んだ。施設内の駐車場に着陸させ、そのまま搬入している。
AH-64Dアパッチ ロングボウは「空飛ぶ戦車」とも言われることがある、世界最高・最強の戦闘ヘリコプター。ローターマストの頂部に取り付けられた「AN/APG-78 ロングボウ・レーダー」が外観上の特徴ともなっている。
ニコニコ超会議には防衛省も展示を行っているが、昨年は最新鋭の「10式戦車」を展示。これが来場者に好評だったことから、主催者であるドワンゴが「それに匹敵するものを今回も」とリクエスト。アパッチの展示が決まった。
搬入方法はいろいろと検討されたが、最終的に「会場内の駐車場へ直に降ろして、高さや幅の制限に引っかかる装備を外した上で、牽引して搬入する」という方法が選ばれ、真昼の幕張新都心に戦闘ヘリコプターが降りてくるという、非現実的なシーンが見られた。
展示されるアパッチは霞ヶ浦駐屯地(航空学校霞ヶ浦校)の所属機。各地の駐屯地で開催される航空祭とは異なり、模擬弾などを取り付けた状態で展示されるため、こちらもレアなシーンと言えよう。
ニコニコ超会議3は26日と27日に開催。入場料は前売りが1500円、当日が2000円。2日間通しで2500円というお得なチケットもある。防衛省はアパッチ以外にも魅力的な展示物を多数展示。マニア心を刺激する内容となっている。