【バリアフリー14】トヨタ、駐車補助システムの体験試乗を開催

自動車 ニューモデル モビリティ
体験試乗の様子
  • 体験試乗の様子
  • 体験試乗の様子
  • 体験試乗の様子
  • 体験試乗の様子
  • 体験試乗の様子
  • カーナビ画面 駐車位置の前で一旦停止する
  • カーナビ画面 斜め前方へ前進中
  • カーナビ画面 OKを押す

4月17日~19日に大阪市のインテックス大阪で開催されたバリアフリー14で、トヨタは駐車補助システムの体験試乗を実施した。

今回、同社が体験試乗を行ったのは、『インテリジェント・パーキング・アシスト・システム』というトヨタ車のメーカー・オプションのカーナビに装備できるシステム。

このシステムは、カメラで撮影した駐車位置の画像をシステムが記憶して、バックで駐車位置に進入する際のハンドル操作を自動化してくれるものだ。

会場で、システムの仕組みを説明員に尋ねていると、体験試乗の順番が回ってきた。まず、助手席に座って、説明員にシステムの操作方法を教えてもらう。

駐車する場合には、駐車位置の前に車を一旦停止させて、カメラに駐車位置を撮影させ、システムに目的の駐車位置を記憶させる。次に、普通に手動で駐車するときと同様に前進しながらハンドルを切って車を駐車位置の斜め前方へ進める。このときカーナビの画面は通常の画面を表示している。

車が斜め前方で停止したら、ギヤをバックへ入れる。するとカーナビの画面に、システムが記憶している駐車位置が青色の枠で表示され、車の後部の位置が黄色の枠で表示される。青色の枠の位置が希望している駐車位置で正しい場合には、画面の「OK」を押す。

これで、システムに認識している駐車位置が正しいので、そこへハンドル操作せよ、と命令したことになる。後は、ハンドル操作はシステムに任せて、ドライバーはブレーキペダルを放すだけで、車は後退を始め、ハンドルはシステムが自動的に回してくれて、車は正しい駐車位置に案内される。

バックしている間もカーナビ画面には、黄色い枠と青い枠が表示されていて、黄色の枠が次第に青色の枠に接近し、やがて2つの枠が重なったら、ブレーキを踏んで駐車が完了する。

駐車時のバックでのハンドル操作が全く不要になるので、駐車するのに気を遣ったり、難しさを感じたりすることは全然無く、楽に駐車することができた。

説明員によると、「このシステムは便利なのに、知名度が低くてトヨタ車のユーザーでも知らない方が多い。障害者の方が運転する機会も増えている。駐車が楽になるので、ぜひ便利さを知ってもらいたくて、体験試乗を計画した」と語る。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集