14日午前5時30分ごろ、千葉県八街市内にあるJR総武本線の踏切に、ナンバープレートを外された軽乗用車が放置されているのを通行人が発見した。接近していた列車は手前で停止、衝突は回避された。警察は後に37歳の男を逮捕している。
千葉県警・山武署によると、現場は山武市松尾町八田付近。踏切内にエンジンが止められ、ナンバープレートの無い軽乗用車が放置されているのを通行人が発見。警察に通報した。
クルマはドアに施錠された状態だったため、通報を受けて駆けつけた署員と通行人が軌道外に押し出した。列車も接近していたが、警察がJRに通報していたため、踏切の約50m手前で停止したため、衝突は回避されている。
後の調べで、クルマは13日午後に山武市内で盗まれていたことが判明。クルマの所有者とトラブルになっていた37歳の男から事情を聞いたところ、所有者宅に侵入してクルマの鍵と現金約5000円を盗んでいたことがわかり、窃盗容疑で逮捕した。
聴取に対して男は「カネを借りに行ったが相手に断られた。相手を困らせてやろうと思った」などと供述しており、警察では往来危険容疑でも調べを進める方針だ。