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光岡 オロチ 生産終了…自動車史に残る“大蛇”はやがて神話に[写真蔵]

自動車 ビジネス 国内マーケット

4月16日、光岡自動車『オロチ』の生産終了がアナウンスされた。ファッションスーパーカーをコンセプトに、日本神話の八岐大蛇からインスパイアされた有機的なデザインを身に纏い、2001年にコンセプトモデルが登場してから13年。オロチが辿った道のりを写真で振り返る。

オロチの最初のコンセプトモデルが登場したのは2001年の第35回東京モーターショー。その時の反響を受け市販化が決定し、2年後の第36回東京モーターショーでは、保安基準に適合させるためにボディ各部のデザインを変更。着実に市販への道のりを歩みだした。続く2005年の第37回東京モーターショーでは市販版オロチの概要が発表され、同時にオープンタイプのボディを採用した「オロチ・ヌードトップロードスター」が展示された。そして翌年の2006年10月2日、光岡自動車はオロチの市販を発表した。

オロチの特徴はそのコンセプトにある。ほかのスーパーカーが常人には扱いきれないパフォーマンスを誇示するのに対し、ファッションスーパーカーを標榜し、デザインで所有欲を満たし日常の足に使うことのできるクルマに仕上がった。

エンジンは、トヨタから供給される233馬力を発生する3.3リットルのV型6気筒エンジン(3MZ-FE)を横置きミッドシップに搭載。スーパーカーとしては物足りない数字だが、これは前述のファッションスーパーカーというコンセプトに基づくもの。いたずらに性能を求めず、静粛性や扱いやすさを重視した結果であり、トランスミッションは5ATのみとなっている。

足回りは前後ダブルウィッシュボーン式を採用し乗り心地が重視された設定となっており、シャシーはフェラーリ『512TR』を参考に作られた自社製を用いているのは有名な話だ。

オロチの歴史には様々なイヤーモデルや限定車が存在する。2008年1月には、装飾を省き生産コストを抑えた「大蛇・零(オロチ・ゼロ)」を限定車として発表。2008年9月には、鎧兜をイメージしたカーボンパーツを身に纏い、スカッフプレートやアームレストに兜の装飾が奢られた限定車「大蛇・兜(オロチ・カブト)」が発表された。

2009年12月には、アメリカのギターメーカー「リッケンバッカー」社とのコラボレーションモデル「オロチ・リッケンバッカー」が発表。ボディにはリッケンバッカーギターヘッド調エンブレムがあしらわれ、インテリアにはリッケンバッカーテイルピース刺繍が入った本革シートが装着される。

2010年には特別仕様車「オロチ・ゴールドプレミアム」を設定。白蛇をイメージさせるゴールドパールのボディカラーが採用され、専用デザインのフロントリップスポイラーとリアウィング、エンブレムが装着される。

そして2014年4月23日。オロチ最後のモデルとなる「ファイナル オロチ」が発表される予定だ。最終モデルにふさわしい特別なモデルとなることは必至で、コンセプトカーから足掛け13年に及ぶその歴史は有終の美を迎える。
《橋本 隆志》

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