スズキは4月16日に東京で4輪車の技術説明会を開き、いわゆるマイルドハイブリッド車(HV)の投入やエンジンの燃費性能向上計画などを発表した。
スズキのマイルドHVは、軽自動車などに採用しているエネルギー回生システムの「エネチャージ」を元に、走行時のモーターアシストにも使う発電機などを組み合わせるもの。スズキではISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレータ)と呼んでいる。
回生エネルギー量はエネチャージより30%高めることができるという。会見した技術担当の本田治副社長は「まだ、コスト面で苦しんでいるが、できるだけ早くコンパクトなクルマで成立させたい」と述べた。また、軽自動車への採用についても「今は何とも言えないが、技術部門としては何とか軽もやれるようにしたい」と、展開に意欲を示した。