警報機や遮断機の無い踏切、農業トラクターと列車が衝突

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12日午後1時15分ごろ、長野県飯田市内にあるJR飯田線の踏切で、踏切内に進入してきた農業用トラクターと、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。この事故でトラクターを運転していた77歳の男性が死亡している。

長野県警・飯田署によると、現場は飯田市座光寺付近。踏切に警報機や遮断機は設置されていない。同市内に在住する77歳の男性が運転する農業用トラクターは踏切内へ進入した直後、通過してきた下り普通列車(天竜峡発/茅野行き、2両編成)と衝突した。

トラックはは軌道外に押し出されて大破。運転していた男性は全身強打で即死。列車の乗客乗員約50人にケガはなかった。

踏切は車両通行が禁止されていた。国の運輸安全委員会は今年4月から遮断機が設置されてない踏切での事故はすべて調査する対象としており、鉄道事故調査員を現地に派遣。警察とともに事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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