フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンのカルロス・タバレス新CEOは4月14日、2014-2018年の中期経営再生計画、「バック・イン・ザ・レース」を発表した。
この計画は、PSAプジョーシトロエンがグループを挙げて、経営再建に取り組む強い決意を示したもの。2016年までの赤字脱却、2018年までの自動車部門の営業利益率2%の達成、これを2023年までに5%に高める目標を提示する。
これらの目標達成に向けて、車種ラインナップの削減を大胆に行う。PSAプジョーシトロエンは現在、プジョーとシトロエンの両ブランドで、合計45車種を展開。これを2022年までに、26車種に削減する。
これは、現行ラインナップの約4割を削減するという大胆な内容。今後は、世界的に大きな販売台数が見込まれるコンパクトカーを重視していく。
PSAプジョーシトロエンは、「車種ラインナップを削減し、コンパクトカーセグメントにシフトする。販売を回復させるとともに、最も利益を生むセグメントをターゲットにすることで、営業利益率の引き上げが可能になる」と説明している。