レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ、2014シーズン第2戦の決勝が、4月13日にクロアチアのロヴィニで開催。アジアから唯一出場している室屋義秀が参戦3年目にして初の表彰台(3位)を獲得した。
レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップは、世界トップクラスのパイロットたちがスピードと正確さを競う、世界最速のレース。軽量で機動性に優れるレース用飛行機を使用し、地上25メートルの高さに浮かぶパイロンで構成された低空の空中コースを周回する。
初の決勝進出を果たした室屋は、多くの選手がミスをする中、ミス無く飛び駆け抜け、1分00秒13のタイムを記録。室屋の後にフライトしたピート・マクリード(カナダ)は、各セクタータイムは室屋を上回るものの、ピートは他の選手同様に難易度の高いコースに手を焼き、2秒のペナルティ・タイムが加算されてタイムは1分01秒72。これにより室屋の表彰台が確定した。
優勝は、開幕戦のアブダビ大会2位のハンネス・アルヒ(豪)、2位はポール・ボノム(英)だった。
大会後、室屋は「表彰台に立った時の気分は最高でした。最初実感がありませんでしたがシャンパンファイトをしながら徐々に湧いてきました。ここにたどり着くまでに何千もの人々の支援があって表彰台に立たせてもらいました。その応援してくれる人々を更にハッピーに出来るように頑張ります」とコメントした。
次戦は、5月17日・18日にマレーシアのプトラジャヤでの開催が予定されている。