米国の自動車最大手、GMの大規模リコール(回収・無償修理)問題。これに関連して、新たなリコールが発表された。
これは4月10日、GMが明らかにしたもの。同社は、「米国で過去に販売された220万台を、新たにリコールする」と発表している。
今回のGMの大規模リコールは、イグニッションスイッチの不具合によるもの。走行中、エンジンキーが勝手に戻り、エンジンが停止。この状態で事故を起こせば、エアバッグが作動しない。この不具合により、13名の乗員が死亡している。
また、GMは早期にこの不具合を認識しながら、顧客や米当局への情報開示を怠った可能性がある。現在、米国議会では、この問題に関する公聴会が開催されており、GMのメアリー・バーラCEOらが、追及を受けている。
そんな中、GMは4月10日、この不具合に関連した新たなリコールを発表。ロックシリンダーの不具合により、シボレー、サターン、ポンテアックの合計6車種、220万台をリコールする。ロックシリンダーの不具合について、GMは、「エンジン停止以外の位置で、キーがシリンダーから抜け落ちる可能性がある」と説明している。