イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは4月9日、全社員を対象に過去最高額のボーナスを支給すると発表した。
これは、フェラーリの2013年通期(1-12月)決算において、売上高が前年比5%増の23億ユーロ(約3240億円)、純利益が前年比は5.4%増の2億4600万ユーロ(約345億円)と、ともに過去最高になったことを受けての対応。
4月9日の同社の発表によると、今期の年間ボーナス支給額は、社員1人当たり4096ユーロ(約58万円)と過去最高額に。すでに同社は、1000ユーロ(約14万円)のボーナスを2度支給。追加分の2096ユーロ(約30万円)のボーナスは、4月中に支払われる予定だ。
2013年、フェラーリは年間生産台数を7000台以下に抑制し、希少性を保つ戦略を発表。同社はこの戦略を、2015年までは続ける方針。
また、業績好調を反映し、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は2013年、会長職の任期の3年延長を発表している。