MINI、事業拡大に積極姿勢…2014年に掲げる3つのポイント

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新型 MINIハッチバック
  • 新型 MINIハッチバック
  • MINIディビジョン 本部長 フランソワ・ロカ氏
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BMWグループのMINIは、新型『MINI』の発表会において同ブランドの今後の展開や事業の拡大について明らかにした。

MINIの販売台数は2010年から4年連続で伸びている。『クロスオーバー』や『ペースマン』といったモデルの拡大により、2013年には過去最高の1万6982台を記録している。

登壇したMINIディビジョン本部長のフランソワ・ロカ氏は、「ブランド認知度をもっと高め、販売台数を高めなければならない」と述べ、2014年の販売台数拡大に向けて3つのポイントを掲げた。

一つ目は、「新たな組織体制」だ。かつてMINIの営業担当はBMWが運用していたが、「今年1月からMINIだけで動くようになった。営業とマーケティングが一緒になることで、現場の声を聞いたりフォローをしたりすることができ、日本のマーケットニーズによりフォーカスを当てることができる」という。

二つ目は、「ディーラーネットワークの拡大」だ。現在MINIのディーラーは114店舗だが、今年の2月・3月と1店舗ずつ増え、4月の頭にはさらに2店舗が追加される。その内の一つである「MINI みなとみらい」は、広いショールームやサービス工場を構える大型店舗だ。

また、新規の店舗だけでなく、既存のディーラーにも手をかけていく。「営業担当を増やして、プロセスを改善する。我々はプレミアムコンパクトカーのセグメントが大きくなると思っており、その中でのリーダシップを守るために、MINIらしい色んな経験をお客様に伝え、オファーしていかなくてはならない。特に、国産車を持っているユーザーを目指したい」と、販売台数拡大に向けた姿勢を示した。

三つ目は、商品企画だ。「MINIには熱狂的なファンがいる。日本はそれが特に強いし、ニーズがハッキリとわかっているので、それに合う戦略を立てないといけない。MINIのスピリットを続けるためには、お客様をビックリさせる感覚を続けないといけない」と話し、生まれ変わった新型MINIを送り出した。

《小川 貴裕》

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