3月11日、新オーナーによる買収が発表され、運営会社の破産による存続の危機から脱したドイツの有名サーキット、ニュルブルクリンク。買収決定後、初の公式映像が公開された。
ニュルブルクリンク・サーキットの新オーナーとなったのは、ドイツの自動車部品メーカー、「カプリコーン・グループ」。同社が競争入札の結果、およそ1億ユーロ(約142億円)でニュルブルクリンク・サーキットの経営権を取得した。
カプリコーン・グループは、30年以上に及ぶ経験を誇るドイツの自動車部品メーカー。オーナーのロベルティーノ・ワイルド氏は、モータースポーツに情熱を持つ人物だ。そのため、レース用の部品サプライヤーとして、知られた存在。
カプリコーン・グループは2015年1月、ニュルブルクリンク・サーキットの経営権を引き継ぐ予定。同サーキットでのモータースポーツや各種イベント、ホテルの営業などは、現在と同じように行われる。
3月14日、ニュルブルクリンク・サーキットは公式サイトを通じて、最新映像を配信。「グリーン・ヘル」と称される美しい緑の森に囲まれた同サーキットを中心に、新生ニュルをアピールしている。