宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、カナダ・トロントで開催される国際宇宙会議(IAC)学生派遣プログラムの参加者募集を開始した。
IACは国際宇宙航行連盟、国際宇宙航行アカデミーおよび国際宇宙法学会が主催する宇宙会議で、1950年より開催。宇宙開発計画および学術研究成果の発表の場として宇宙機関、企業、大学等の関係者が多数参加する。
JAXAでは、将来の宇宙活動を担う学生に、学術・人材交流を通じて宇宙に関する理解を深めてもらうことなどを目的に、学生派遣プログラムを実施。1999年開催の第50回アムステルダム大会に始まり、これまでにあらゆる学科から学生約300名をIACに派遣している。
第65回国際宇宙会議トロント大会(IAC 2014)は、「Our World Need Space」をテーマに9月29日から10月3日まで、カナダ・トロント市で開催される予定。JAXAは、IAC 2014および国際宇宙教育会議(ISEB)が主催するIAC学生プログラムに参加を希望する学生を募集する。学術セッションへの参加や世界各国の宇宙関連機関・企業・団体による展示の見学、宇宙分野の専門家や他国の学生との交流などを通じて、宇宙活動における最新情報を得ることができるという。
応募資格は、9月1日時点で満20歳以上満30歳以下の大学生・大学院生で、募集人数は10名程度。本プログラムの選考委員の書類審査による第1次選考および、第2次選考審査(電話面接審査)を経て、派遣学生を決定する。