ドイツの高級車メーカー、アウディのモータースポーツ部門は3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14において、『RS5 DTM』の2014年モデルを初公開した。
アウディは2012年シーズンのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に、『A5 DTM』を投入。アウディは2011年シーズンまで、4ドアセダンの『A4』でDTMに参戦し、2004年以来、4度のタイトルを獲得してきた。2012年シーズンからのレギュレーション変更に合わせて、マシンを2ドアの『A5クーペ』ベースに切り替えている。
このA5 DTMが2013年シーズンは、『RS5 DTM』に進化。このRS5 DTMが2013年シーズンのDTMを制覇した。アウディ過去7年間で、DTMを5度制すという強さを発揮している。
今回、アウディはジュネーブモーターショー14において、『RS5 DTM』の2014年モデルを初公開。基本部分は2013年型マシンに準じるが、さらなる戦闘力向上を目指して、改良を施す。
2014年モデルでは、エアロダイナミクス性能を向上。具体的には、ドアミラーやサイドスカートが新デザイン。リアのホイールアーチ内部も、形状が見直された。フロントグリルはメッシュデザインとなり、市販車の『RS5』に近い表情を獲得する。
また、現状では内容は未公表ながら、前後サスペンションの設定も変更される予定。搭載エンジンは引き続き、レース専用の4.0リットルV型8気筒ガソリンで、最大出力は500psレベルを引き出す。