インテージは、「消費税増税を意識して買った商品」に関する調査を実施。その結果を発表した。
調査は、ドコモ・インサイトマーケティングが提供するスマートフォンアプリ「みんレポ」のユーザーのうち、1月31日~2月28日に「消費税増税を意識して商品を買った」という書き込みを行った138人の回答を分析し、結果をまとめた。
増税を意識して買った商品をジャンル別に集計した結果、最も買ったものは「家電」であり28人が購入。次いで「パソコン・スマートフォン」の購入者が17人、「車・バイク」が15人だった。
また、増税を意識して買った商品を「計画的な購入・衝動的な購入」の2軸で分類したところ、74人(53.6%)が耐久消費財を計画的に購入したことがわかった。また、耐久消費財を購入した回答者のコメントには「前から気になっていた」「前から欲しかった」という言葉が目立つ。「前から欲しかったが『いつ』買うか決めていなかった」消費者が、消費税増税を前に購入に動いたと考えられる。
増税前に生活必需品を購入した人の中で、衝動的にまとめ買いをした人は、小売店の安売りやセールなどによって、計画していなかったまとめ買いをしていることがわかった。このことから、今後、小売店で行われる「増税前セール」などにより、これまでまとめ買いを考えていなかった消費者も衝動的にまとめ買いをすることが考えられる。